4月19日 エフェクターを作った。 [自作エフェクタ]
久しぶりの更新。今回は特別編。
長いことかけてコツコツと作っていたエフェクターがようやく完成したので製作記録を。
前回FUZZを作成したのだが、いまひとつ音の伸びが良くなかった。
前にコンプ置けば良くなるだろう、という安易な考えでコンプレッサーを作ることにした。
今回作るのはダン・アームストロングの ORANGE SQUEEZER に似せたもの。
部品点数も少なくて、初心者でも比較的容易に作れるそうだ。
ただ、自分は気が向いたときにだけちょいちょいと作り進めたので大分時間がかかってしまった。
では早速作成。
↑まずは用意した基板のパターンを、コピー機で Press'n'Peel とかいう名前の用紙に複写する。
1回に1個しか作らないのはもったいないので、他の機種もあわせて3個分の基板を作ることに。
↑コピーしたシートをテープで生基板に貼り付けてアイロンがけ。
この時セロテープを使うとアイロンの熱で溶けてしまうので注意が必要。
↑アイロンが終わったらペリペリっとシートを剥がす。結構きれいに転写された。
ちょっと擦れている所や、転写できなかった部分はレジストペンで修正。
↑あとは普通にエッチング。
↑エッチング完了。
ガラスエポキシ基板は固い。カッターで切り抜くときに何度も手が滑って傷だらけになってしまった。
さて、この後はドリルで部品を通す穴を開け、ようやく半田開始!
ケースにも穴を開けて、配線!
と、肝心な作業の部分の写真を撮り忘れていた。
↑ということでいきなり完成!
↑直後にいきなり試奏。 まだ蓋は閉めずにおく。
固定すべき部品も浮いたまま。
うん、悪くない感じ。というか、思っていたよりも全然良い。
派手な音の変化は無いのだが、伸びが良くて、揺らぎがない。
よく言われているように、何となく自分がうまくなった気が本当にした。
作りたての時はスムーズに音が出ていない気がするので30分ほど引き続ける。
その後、色々と部品を調整。
↑まずはコレ。ダイオード。 一番手っ取り早く音が変わるらしい。
手元にあったいくつかを色々と付け替えてみる。
↑写真のように、ダイオードの部分はソケットにしておいたので、簡単に交換ができる。
ゲルマニウムダイオードなんかも何個かあったのだが、手元にあった一番安い、一番どうでもいい、
名前も知らないダイオードが一番良い音がする。という皮肉な結果に。
ま、あくまでも個人の好みなので、他の人が聞いたら別の結果になるかもしれない。
が、これが自作の良い所であって、良くも悪くも自分好みにできる。
音色的にはこれで全然O.K.なのだが、出力が結構大きい。
ボリューム半分くらいでも原音よりはるかにデカイ音がでる。
知識も何にも無いのだが、input 付近の抵抗値を適当に変えてみる。
うん、出音は小さくなったが、音がスカスカになってしまった。
他の所をいじくるのも面倒だったので、元に戻して終了。
ボリュームは絞って使います。
さて、他にも入れ替えれる部品はいくつかあるが、現状で十分に満足できる。
これ以上やる必要もないと思いここで終了。
次回は浮いてるパーツの固定とシール貼りです。
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